2008年11月16日日曜日

ザ・商社マン

「そう、Mr.アナゴとお仕事したのは革命の翌年ですからもう5年です。Mr.アナゴはコーヒー農場の開発の事で政府と交渉していました。当時はヨーロッパからもbuyerが来てましたので、結構難しい話し合いでした。でも今年のはじめ、農場開発も含めた将来性のあるplanを示したMrアナゴが仮契約にこぎつけたのです。彼はこの国を気に入ってました。農場のスタッフとも仲良くしました。WinWinの仕事だと自身持ってました。だからとても残念です。」(某国通訳談)

アナゴ『ちくしょおおおおーー!』

元ネタ:「ちくしょおおー!」のアスキーアート。妄想だけの商社マンのイメージで描いたサザエさんのアナゴさん。

2008年8月26日火曜日

紅い花

つげ義春『紅い花』より。主人公の少女と少年。ずいぶん昔に描いた絵。

2008年6月6日金曜日

アメリカン・ジョックス

ジョックス(ジョック)という言葉を知った。使い方はどうかともかく音が面白い。ジョックスジョックスジョックスと口にすればするほど音がいい。そんなわけでアメリカン・ジョックス。

2008年5月14日水曜日

ボヤキ猫

招き猫ならぬボヤキ猫。厚塗りといわれる塗り方をしてみた。

2008年5月11日日曜日

官僚・電波りようこ

「ねえ、この衆院の委員会用の資料作成したの誰?これ根拠が全然分かんないじゃん。論点は依拠法じゃなくて利用料なんだから経済性で明示しないと変な突っ込みどころ作るでしょ。今日中に直せるよね?」

総務省が電子申請システム用に萌えキャラを採用とのこと。このギャップが面白いので総務省にお勤めのキャリア官僚として描いてみたもの。ネタは描いていて面白い。

日本の夏、清張の夏

松本清張原作映画にあるような濃密な夏の描写をしてみたくて描いた。人物線描のクリンナップや背景の描き込み、細かくレイヤー分けした塗りなど色々とチャレンジをしている。

2008年5月1日木曜日

スルーカ(ロシアの研究所から)

スルーカは旧ソビエト科学アカデミーで行われた人間のスルー力(ちから)に関する研究から生まれたデザインドヒューマンだ。通常の人類が持つとされるスルー力(ちから)をはるかに超えてスルーすることができる。
教授「スルーカ、午後は軍の研究に協力すると昨日話しておいただろう。どうして準備しておかないのかね?」
スルーカ「あら、そうですの?今始めてお伺いしましたわ、先生。それより見てくださいな。青いリボンでは地味ではありませんこと?」
将軍「ふむ、これがスルー力(ちから)かね。」
…(以上勝手なストーリー)…
元ネタはふたば二次裏掲示板で荒らしに対してはスルーすべきだ、スルー力を養うべきだみたいなところから「スルーカちゃんを描け」という一言
(ほかスルーカ関連はpixiv内「スルーカ」タグ参照)

2008年4月29日火曜日

小庭先

所狭しとひしめく庭木が新緑に芽吹くと大したことの無い庭にもちょっとした庭園気分に。というわけで、少し早いけれど季節を先どってあじさいのある小庭先。

2008年3月28日金曜日

花見怖い


東京は桜が満開。会社帰りに花見となれば夜桜の下で宴会である。
しかし桜は見事でも夜の宴会を歓迎していない所があり、ライトアップなど一切無い暗い公園もある。
地域住民にとっては風紀は乱れるし後始末が大変になるのが困るといったところか。自前で用意する照明も禁止なんじゃないかなあ。
そんな中暗闇に陣取るスーツの一団を発見、しかも野郎ばかりで高架下に煙る焼き鳥屋の趣である。あまり楽しそうに見えないのだがそれは無責任な他人の勘ぐりであろう、日本の企業戦士たるもの多少の逆境に諦めてはいけないのだ。

2008年3月19日水曜日

梅に鶯と思ったら

花札だっけ。梅に鶯。そんな絵のような光景を近所の神社で見ることができた。街中だけど居るもんですなー。
とか思ってたらメジロだった。鶯はスズメのような茶色く地味な小鳥で黄緑色の「ウグイス色」はメジロなんだそうで。

2008年3月3日月曜日

看板娘

深い意味は無いけれど看板娘って現実には立ち食いのおばちゃんだったりするな、とか。後光を射して神々しくしてみました。

2008年2月24日日曜日

風のない日には

風のない日には、海に空が映って見えます。
入り江を高台から俯瞰した以前と似た構図。今回のポイントは鏡のような海。海岸からなら雲が映る様子を見たことがあるが高いところからも海面が鏡のように見えるかどうかは分からない。
人物を手前の杭より向こう側において全体的に引いた印象に。また魚眼っぽい歪みと周辺光量を落として写真っぽくした。

2008年2月19日火曜日

草の根プランター

公共の空間にご近所さんが勝手に植物を植えていることがよくある。歩道の街路樹の根本もそうだし鉄道の敷地なんかも庭みたいになってることがある。たまに家庭菜園になってたり洗濯物まで干してあって「お前の家かよ」といいたくなるときもある。
そんなお勝手ガーデニングで高頻度に見かけるのがトロ箱のプランター。なんでトロ箱なのだろう。それ程ではないけど見かけるのは炊飯器のカマ。金属製の立派な入れ物がもったいないからか。
植えてあるものの手入れもしてない様だし、限りなくゴミに近いけどなぜか全国で見かける。

嫁には内緒

pixiv内での企画「点取り占い」に参加するために描いたもの。駄菓子屋の点取り占いを模して内容は自由に描いて良いという企画。
pixivはイラストコミュニティだけどオタク寄り。自分もそういう絵を描いてるし。そんなわけでpixivで遊んでいることは嫁さんには話してない。話すと絵を描く時間もなくなるかもしれないし…でも家庭不和も怖いなあ…。という葛藤。

2008年2月15日金曜日

外人天国秋葉原

10年ぐらい前の秋葉原はビジネスの町で、休日こそオタクや家族連れが目立つものの平日はスーツ姿のサラリーマンの町だった。今は平日だと外国人が多い。多分韓国か中国の人なんだろう。見た目は違和感無いから気にならないが話している言葉が違う。欧米人もグループで行動しているのをよく見る。
ヨドバシに行くと半分は外国人じゃないかと思う。それぐらい多い。で、マッサージ機コーナーに外国人しか居ない椿事。なんという日本的な量販店の過ごし方。器の問題なんだな、人間って。

2008年2月14日木曜日

男子のキモチ

写真家、梅佳代氏の写真集「男子」を見た。アホな「小学生男子」の記録すべきアホさを切り取った写真。むむむ面白い。そして心の奥底でイタイ。私もかつてアホでイタイ男子であったから。
先日のイラスト「戦略爆撃機による無差別ドリフ」はpixivでびっくりするほど面白がっていただき、8000回以上もの閲覧をいただいた。スケールの違うウケ方に平常心をなくした私としては出来る訳も無いのにまた何とかウケたいものだと思ってしまう。まさに「男子」。

2008年2月12日火曜日

ねじ式通り

都内某住宅地の某通り、ここはなぜか歯医者がいっぱいある。以前は歯医者同士は傍には開業できなくて満遍なく散らばっていたのだが何時からか自由になった。ここもそうやって集中してしまったのだろう。
そんな過当競争がよくないのか最近は歯医者が儲からないそうで。お医者様でも食うに困るとは世知辛い。
しかしこの光景で思い出すのはねじ式の医者を探すシーンだったり。「医者はどこだ!」と。

2008年2月10日日曜日

戦略爆撃機による無差別ドリフ

成層圏から金タライが…。ネタ絵だけれど、これ実は夢で見たネタ。あまりのバカバカしさに絵に描こうと思い立つ。
ベトナム戦争時と思われる爆撃機の写真をネット検索で見つけてトレス、パース調整して編隊にして金タライとのギャップが大きくなるよう禍々しい雰囲気になるように塗った。光沢がよりバカバカしくていい。

2008年2月8日金曜日

バアの女

大正ロマン的にバアに独りで居る女。
挿絵的なイラストを描いてみたかったので挑戦。パース無視のレイアウトと異次元ながら立体感のある塗り。キュビズムというよりイラスト的にもうスタンダードの一つな表現かな。
思ったより塗りに手間取る。線画の構成が単純な分、色で見せないといけない感じ。これも描いていて面白かった。

絵は老いない

昔の漫画を読んでいて「あーこれ写真だったら痛いよなあ」と思うことがある。写真は情報量が多いので当時の雰囲気をそのまんま写し込む。絵の場合はある程度読者の想像に任せる。その分時代が移っても古びないと思うのだ。
例えばもう25年も前になってしまう「めぞん一刻」。当時映画の影響でレオタードが流行、それを取り上げたエピソードがあった。作者の高橋留美子は時代感覚を漫画に取りんだ人だが、その分時代のズレが気になってくる。それでもコミックの絵で見ると写真ほどのノスタルジーは感じない。これもまた絵ならではの特性だと思う。

2008年2月5日火曜日

港町純情

港を見下ろすお社で。「純情」って昭和の香りがするなあ。
坂の下の水面の煌めきが逆光になる構図を描いてみたかった。今回も構図程度のラフに色を乗せながら絵を作っていく方法で描いている。デッサンした主線に塗り絵と違って完了が開放状態で作業するので途中でメゲそうになる。Painterの使い方が悪いのか塗りが丁寧にならない。課題は無限に続く。

2008年1月31日木曜日

コタツアンダーデスク

この季節、机でPC使うのは寒い。もちろん暖房を入れるけれど安普請で足元がとても寒い。コタツは結構なんだけど即眠ってしまうので何かやることがある時には使えない。机の方が動きやすいし。
そこでデスクトップならぬアンダーデスク。大きめのひざ掛けと小さいホットカーペットで簡易コタツに。
いろんな意味で安くて財布に優しい。

2008年1月23日水曜日

ソフト買う

結局昔買ったPainterをアップデートした。
Adobeもアップデートに世代の期限を決めてしまったが、Painterはどのプラットフォームどのバージョンからもアップデートできる。インストールもアップデート版単独でできるので何の面倒も無い。Corelは里親なのに太っ腹なことだ。
とはいえ安くもないので役に立つといいなあ。

2008年1月22日火曜日

不要な本と世間体

再開発中のオフィス区画の深夜、家路を急いでいると分厚く白い本がどさっと置いてあった。最初は誰か辞書を捨てたのかと思ってみたらなにやら「戦略爆撃の思想」なる難しそうな本が。
でも、このあたりは工事中なので近くに家もオフィスもない。何のためにここまで持ってきたんだろう。エロ本を捨てるのとまた違った世間体があるのだろうか。

2008年1月21日月曜日

古本屋日和

冬の昼間の古本屋のイメージ。ストーブのあるシーンを描きたかった。オレンジ好きだなあ、と思う。
今までの色の塗り具合が余り気に入らず、デッサンからではなく最初に色を大まかに置いてから主線を入れて仕上げるという逆順でやってみた。おかげで明暗みたいなものは強調されたが構図は立体感に乏しくなったかもしれない。縮小すると筆の(Painterの)タッチがなくなってただぼんやりした絵になってしまう。

2008年1月11日金曜日

の検索結果約1,230件

「犯人はおまえだ」と思いついて面白いんじゃないかと思って描いたものの、ほぼ描き終わってからありがちなんじゃないかと心配になって検索したらその通り。トホホな気分ながらせっかく描いたのでアップ。

スカーフとか布を頭の辺りに被るアレ

絵の中で昔のイメージを出すために女の子がスカーフで頭をくるんだ状態を描きたくてちょっと調べたのだが、これが皆目分からない。
ガンダムのフラウ・ボウがしていたようなハンカチを頭にかぶるような簡単なものを想像していた。オードリー・ヘップバーンとか若大将シリーズの澄子とかがそんな格好してたような気がしていたのだがそれらしい資料はなった。
大体その格好の名前も分からないし、かぶってるのがハンカチなのかスカーフなのかショールなのかも分からない。
こういうのは時期が過ぎるとあっさりと消え去るものなんだろうか。

塗り込み問題

ちょっと頑張って塗りの多いものを描いてみたが、描けば描くほど野暮ったくなってきて困っている。うまい人の作品を見るともっとあっさりと塗ってるようだ。かといって細部がテキトーという感じでもない。メリハリみたいなところで勘所があるのだろう。
とりあえずディティールが要らないところは潰すことに(図は分かりにくいが)。でもこれやってもせせこましくなるだけなのでもっと筆の勢いのような慣れが要るんだろう。数をこなすしかないのだろうか。

2008年1月10日木曜日

パラレルレトロ

選択されなかった現代の日本。道路でなく運河が発達し市民の足は乗合汽船。右の高架も水路。
レトロというと大正ぐらいまで遡るか高度成長前の戦後直後のイメージがあるが、既に1980年以前はレトロの香りがある。本当は休日夕暮れ時の泥臭い生活感みたいなものが描きたかった。というわけで昭和40年あたりの雰囲気があれば、と思ったのだけどなんとなく人物がもっと古いファッションになってしまってるような気もしたりする。運河メインの世界は描いているうちに適当に思いついたもの。

2008年1月4日金曜日

環境問題

「ワシ地球ゆうモンなんやけど、相談したいことがあるんで課長さん呼んでもろてエエかな?」
某掲示板で地球に優しいとか勝手に擬人化すんな、というのを見て着想。環境というとなにやら優しいとかクリーンとかソフトっぽいイメージがあるのでシニカルな意味も込めて。被り物ですな。

睦月の空気

休み明けにだるいなあと思いながら。でも朝はさわやか。
靴のデザインも考えたのに足元を塗りつぶしてしまってもったいないのでブログタイトルに流用。