2008年2月8日金曜日

絵は老いない

昔の漫画を読んでいて「あーこれ写真だったら痛いよなあ」と思うことがある。写真は情報量が多いので当時の雰囲気をそのまんま写し込む。絵の場合はある程度読者の想像に任せる。その分時代が移っても古びないと思うのだ。
例えばもう25年も前になってしまう「めぞん一刻」。当時映画の影響でレオタードが流行、それを取り上げたエピソードがあった。作者の高橋留美子は時代感覚を漫画に取りんだ人だが、その分時代のズレが気になってくる。それでもコミックの絵で見ると写真ほどのノスタルジーは感じない。これもまた絵ならではの特性だと思う。

0 件のコメント: