2007年12月17日月曜日

輪郭線

本来、モノには輪郭線なんか無い。
存在の境界はあるけど眼に入ってくる光にそういう区別はなくて、「そこにモノがあるかどうか」は体験的なもので視覚情報と結び付けられている。輝度差からの輪郭抽出は人間のやっている処理のほんの入り口に過ぎない。そこで絵の輪郭線というものはかなり興味深い。
特に人間が敏感な表情の輪郭線表現はとてもシビアだ。唇の形のどこに線を持ってくるかで印象が全然違う。

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